近年ではEC事業者や中小企業でも中国から直接商品を仕入れるケースが増えていますが、
「輸入手続きが分からない」「関税や消費税はどれくらいかかるのか」と不安を感じる方も多いでしょう。
この記事では、中国から日本へ輸入する際の流れ、必要書類、費用、注意点について実務ベースで解説します。
中国から日本への輸入の流れ
一般的な輸入の流れは以下の通りです。
- 中国サプライヤーへ発注
- 商品代金の支払い
- 中国国内輸送
- 輸出通関
- 国際輸送(航空便または船便)
- 日本到着
- 輸入通関
- 関税・消費税納付
- 国内配送
- 納品完了
STEP1 中国のサプライヤーを選定する
まずは商品を仕入れるサプライヤーを選定します。
代表的な調達先は以下です。
- Alibaba(アリババ)
- 1688.com
- 中国メーカー直取引
- 展示会・見本市
初回取引では必ずサンプル確認を行うことをおすすめします。
STEP2 貿易条件(インコタームズ)を確認する
見積取得時にはインコタームズを確認しましょう。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| EXW | 工場引渡し |
| FCA | 指定場所引渡し |
| FOB | 中国港積込まで売主負担 |
| CIF | 日本港まで売主負担 |
| DAP | 日本指定場所まで配送 |
| DDP | 関税・消費税込み配送 |
日本の輸入者が最も利用するのはFOB条件です。
STEP3 輸送方法を選ぶ
航空便
- 納期:2~7日程度
- 運賃:高い
- 少量貨物向き
- 緊急貨物向き
船便(LCL)
- 納期:7~14日程度
- 運賃:安い
- 小口貨物向き
船便(FCL)
- 納期:7~14日程度
- 大量貨物向き
- 単価を抑えやすい
中国からの輸入に必要な書類
輸入通関時には以下の書類が必要です。
- Commercial Invoice(インボイス)
- Packing List(梱包明細)
- Bill of Lading(B/L)またはAWB
- Arrival Notice
- 商品仕様書
- カタログ
- 各種許認可書類(必要な場合)
輸入時にかかる費用
商品代金以外にも以下の費用が発生します。
- 国際運賃
- 中国側輸出費用
- 日本側通関費用
- 輸入消費税
- 関税
- 配送費
- 倉庫保管料
輸入税金の計算例
例として以下の条件で計算します。
- 商品価格:500,000円
- 運賃:50,000円
- 保険料:5,000円
- 関税率:5%
課税価格
500,000円 + 50,000円 + 5,000円 = 555,000円
関税
555,000円 × 5% = 27,750円
消費税
(555,000円 + 27,750円) × 10% = 58,275円
税金合計
86,025円
中国輸入でよくあるトラブル
商品仕様が違う
量産前にサンプル確認を行いましょう。
HSコードの誤り
関税率や輸入規制が変わるため事前確認が重要です。
PSE・食品衛生法違反
電気製品や食品関連製品は特に注意が必要です。
木箱梱包のIPPCマーク不足
木材梱包を使用する場合は燻蒸処理が必要になるケースがあります。
輸入時に確認したい法規制
- 食品衛生法
- 薬機法
- PSE(電気用品安全法)
- PSC
- 植物防疫法
- ワシントン条約
- 外為法
商品によっては輸入許可や検査が必要になります。
フォワーダーを利用するメリット
中国からの輸入ではフォワーダーを利用することで、
輸送から通関まで一括管理が可能になります。
- 輸送手配
- 輸出通関
- 輸入通関
- 配送手配
- 関税確認
- HSコード相談
初めて輸入する企業でも安心して手続きを進めることができます。
まとめ
中国から日本への輸入は、
サプライヤー選定、輸送方法、通関手続き、税金計算など多くの工程があります。
特に初めて輸入する場合は、
輸入規制や関税率を事前に確認し、
信頼できるフォワーダーへ相談することが重要です。
株式会社ネクストスターでは、
中国から日本への輸入輸送、輸入通関、関税確認、配送手配までワンストップで対応しております。
中国輸入をご検討中の方はお気軽にご相談ください。



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