輸入時には商品の価格だけでなく、関税や輸入消費税が発生するため、
事前に計算方法を理解しておくことが重要です。
この記事では、関税と消費税の基本的な仕組みから、
実際の輸入事例を用いた計算方法まで分かりやすく解説します。
関税とは?
関税とは、海外から日本へ輸入される貨物に対して課される税金です。
税率は商品ごとに異なり、HSコード(統計品目番号)によって決定されます。
例えば以下のように税率は大きく異なります。
- 機械類:無税が多い
- 電子部品:無税が多い
- 家具:3~10%程度
- 衣類:7~13%程度
- 食品:品目ごとに異なる
輸入消費税とは?
輸入消費税は、日本国内で商品を購入する際の消費税と同じ考え方です。
輸入貨物にも原則として10%の消費税が課税されます。
ただし、輸入消費税は商品の価格だけではなく、
関税や一部費用を含めた金額に対して計算されます。
輸入時にかかる税金の計算式
一般的な輸入税金の計算式は以下の通りです。
① 課税価格 × 関税率 = 関税
② (課税価格 + 関税)× 10% = 消費税
実際の申告では地方消費税も含まれますが、
実務上は税関が自動計算するため、
まずは上記の考え方を理解しておけば十分です。

課税価格とは?
課税価格とは、輸入申告時に税関が税金を計算するための基準価格です。
一般的には以下を基準に算出されます。
- 商品代金
- 海外で発生した運賃
- 保険料
これらを合計した金額(CIF価格)が課税価格のベースになります。

計算例① 機械部品を輸入した場合
以下の条件で計算してみます。
- 商品価格:1,000,000円
- 運賃:100,000円
- 保険料:10,000円
- 関税率:0%
課税価格:
1,000,000円 + 100,000円 + 10,000円 = 1,110,000円
関税:
1,110,000円 × 0% = 0円
消費税:
1,110,000円 × 10% = 111,000円
輸入時に納付する税金は111,000円となります。
計算例② 家具を輸入した場合
以下の条件で計算します。
- 商品価格:2,000,000円
- 運賃:200,000円
- 保険料:20,000円
- 関税率:5%
課税価格:
2,000,000円 + 200,000円 + 20,000円 = 2,220,000円
関税:
2,220,000円 × 5% = 111,000円
消費税:
(2,220,000円 + 111,000円)× 10%
= 233,100円
合計税額:
- 関税:111,000円
- 消費税:233,100円
- 合計:344,100円
関税率の調べ方
関税率はHSコードによって決まります。
HSコードとは世界共通の商品分類番号であり、
輸入申告時には必ず確認が必要です。
同じように見える商品でも、
HSコードによって税率が異なる場合があります。
不明な場合は通関業者やフォワーダーへ確認することをおすすめします。
輸入時に注意したいポイント
- 関税率は商品によって異なる
- EPA・FTA利用で関税が減免される場合がある
- 消費税は関税を含めて計算される
- 課税価格には運賃や保険料も含まれる
- 商品によっては他法令確認が必要
まとめ
輸入時に発生する税金は、
「関税」と「輸入消費税」が基本となります。
関税はHSコードによって税率が異なり、
消費税は課税価格と関税を合計した金額に対して課税されます。
輸入コストを正確に把握するためには、
商品価格だけでなく運賃、保険料、関税、消費税まで含めて計算することが重要です。
株式会社ネクストスターでは、
輸入通関、関税確認、HSコード確認、国際輸送手配まで一貫してサポートしております。
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