はじめに|輸出で最初にぶつかる「書類の壁」
初めて海外へ商品を輸出しようとした時、
多くの人が最初に悩むのが
Invoice(インボイス) と Packing List(パッキングリスト)
の作成です。
「ネットにテンプレートはあるけど、これで本当に通関できるの?」
「フォーマットは合っているの?」
「何をどこまで書けばいいの?」
この段階でつまずき、
輸出自体を諦めてしまう初心者も少なくありません。
しかし、輸出ビジネスにおいて
書類作成は最重要業務です。
貨物の価値・内容・契約条件・税金計算・保険・支払い、
すべてがこの2つの書類を基準に処理されます。
本記事では、貿易初心者(輸出者)向けに
Invoice & Packing Listの作成方法を実務ベースで完全解説します。
1. Invoice(インボイス)とは何か?
インボイスの役割
Invoiceは「商業送り状」と呼ばれ、
輸出取引の契約書そのものとも言える書類です。
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税関が関税を計算する基準
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銀行が送金処理を行う基準
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保険会社が補償を判断する基準
つまり、Invoiceが間違っている=すべての処理が止まるということです。
Invoiceに必須の記載項目
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| Shipper | 輸出者 |
| Consignee | 輸入者 |
| Invoice No. | 管理番号 |
| Date | 発行日 |
| Description of Goods | 商品説明 |
| HS Code | 関税分類 |
| Quantity | 数量 |
| Unit Price | 単価 |
| Total Amount | 合計金額 |
| Currency | 通貨 |
| Incoterms | 貿易条件 |
| Country of Origin | 原産国 |
| Signature | 署名 |
INVOICEのサンプル

2. Packing Listとは何か?
Packing Listは
貨物の実態を示す現物管理書類です。
通関、倉庫、フォワーダー、航空会社・船会社、すべての現場がこれを基準に作業します。
Packing Listの必須項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Shipper / Consignee | 輸出入者 |
| Case No. | 箱番号 |
| Description | 内容 |
| Quantity | 個数 |
| Net Weight | 正味重量 |
| Gross Weight | 総重量 |
| Dimensions | サイズ |
| Total Packages | 梱包数 |
Invoiceが金額と契約の書類
Packing Listが現物管理の書類です。
3. 貿易初心者がよく失敗するポイント
初心者のミスはほぼ共通しています。
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HSコード未記載
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原産国の記載漏れ
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InvoiceとPacking Listの数量・重量不一致
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貿易条件(Incoterms)の誤記
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貨物実態と書類の不一致
これらが起こると、
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通関保留
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追加関税
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検査費用
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納期遅延
など致命的な損失につながります。
PACKING LISTのサンプル

4. 正しいInvoice & Packing List作成の流れ
① 取引内容の整理
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商品内容
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契約条件
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数量・単価・通貨
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輸送条件
② HSコード確認
関税率・輸入規制・必要書類が決まります。
③ 原産地確認
EPAや関税免税に関わります。
④ 現物確認
重量・サイズ・梱包形態を正確に把握。
⑤ 書類作成
Invoice & Packing Listを整合性を取って作成。
⑥ 最終チェック
数量・重量・金額・契約条件を全照合。
5. 当社のサポートサービス
当社では、
貿易初心者(輸出者)向けに
Invoice & Packing List作成支援サービスを提供しています。
サポート内容
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フォーマット作成
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HSコード確認
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原産地・規制確認
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実務仕様への最適化
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フォワーダー・通関対応
必要情報をいただくだけで、
通関可能な書類を作成します。
6. よくある質問

Q. テンプレートだけで作れますか?
→ 実務ではほぼ通関NGになります。
Q. 小口輸出も可能?
→ 個人・小口輸出も対応可能です。
Q. 1件だけでも依頼可能?
→ 単発案件も対応しています。
まとめ
輸出ビジネスの成功は
Invoice & Packing Listの完成度で9割決まります。
貿易初心者の方こそ、
最初からプロの仕組みで書類を整えることが
最短で失敗しない輸出ルートです。






