航空貨物の見積りで必ず出てくるのが
C/W(Chargeable Weight:課金重量)。
ざっくり言うと、「実重量」と「容積重量」の
どちらか重い方で請求されるという考え方です。
この記事では、C/Wの計算方法を分かりやすく整理し、
最後に *入力するだけで自動計算できる
アプリ(無料配布)*も案内します。

C/W(課金重量)とは?

航空貨物では、飛行機のスペースが限られているため、
• 重い貨物(=重量で負担が大きい)
• 軽いけどデカい貨物(=スペースで負担が大きい)
どちらも公平に料金を取れるように、
*実重量(G/W)と容積重量(V/W)を比べて、
大きい方を課金重量(C/W)*として採用します。
式:C/W = MAX(実重量, 容積重量)

実重量(G/W)の考え方

実重量はシンプルに *実際の重さ(kg)*です。
複数梱包がある場合は、全梱包の重量合計になります。

容積重量(V/W)の計算方法(基本)

容積重量は サイズ(容積)から換算した重量です。
一般的な航空貨物の換算係数(IATAで広く使われる)としては、
• cm換算:L × W × H(cm) ÷ 6000
• m換算:CBM × 167(kg)(※ 1CBM=167kg換算)
が定番です。
例)1カートン:60×40×30cm の場合
容積重量 = 60×40×30 ÷ 6000
= 12.0 kg
※複数個口なら 同じ計算をして合計します。
C/Wを決める手順(実務での流れ)
1. 全梱包の 実重量合計(G/W) を出す
2. 全梱包の 容積重量合計(V/W) を出す
3. 大きい方をC/Wとして採用
4. 見積りは「運賃単価×C/W」で計算(+サーチャージ類)

よくある注意点(ここでミスりやすい)

• 端数処理(切り上げ)
航空会社やフォワーダーのルールで「0.5kg単位」
「1kg単位で切り上げ」などがあり、見積り時に差が出ます。
• 梱包が複数あると計算ミスが増える
“各梱包のサイズが違う”ケースが一番事故りやすいです。
• パレット貨物は外寸が基準
箱単体じゃなく「パレットに積んだ状態の外寸」で
V/Wを計算します。

【無料配布】C/Wを自動計算できるアプリ(入力するだけ)

「毎回電卓でやるの面倒」「ミスが怖い」という方向けに、
サイズ・個数・重量を入れるだけで、
G/W・V/W・C/Wを自動計算できる簡易アプリを作りました。
アプリでできること
• 複数個口(サイズ違い)に対応
• cm入力でV/W自動計算(÷6000)
• G/W合計とC/W(大きい方)を自動判定
配布について
• 無料で配布(社内利用・個人利用OK)

まとめ

航空貨物のC/Wは、基本はこれだけです。
• 容積重量(V/W)= L×W×H ÷ 6000
• C/W= MAX(G/W, V/W)
ただ、実務は個口が増えた
瞬間にミスが起きやすいので、
自動計算で“同じ結果が誰でも
出る状態”にしておくのが強いです。