「海外に商品を送りたい。でも、何から手をつければいいのかわからない…」
そんなお悩み、ありませんか?

実は、国際物流の“見積もり依頼”でつまずく人は少なくありません。
荷物の情報をうまく伝えられず、後から追加費用がかかったり、
スケジュールが遅れてしまったり…。

この記事では、初心者でも失敗せずに見積もりを取得する方法を、
実際の現場で役立つ情報とともに解説します。

このページを見ながら準備すれば、どんなフォワーダーや船会社にも
スムーズに依頼ができるようになります。

 

 

1. 国際物流の見積もりって何を聞かれるの?

まず、「見積もり」と聞くと“輸送費だけ”をイメージされる方が多いのですが、
実際はそれだけではありません。

見積もりには、以下のような複数のコスト項目が含まれます:

項目名 内容
海上・航空運賃 船や飛行機を使った基本の輸送費
通関費用 輸出入時の税関手続きにかかる費用
THC 港・空港での取り扱い費用(Terminal Handling Charge)
書類作成費 インボイスやB/L(船荷証券)などの作成手数料

2. 見積もり依頼時に伝えるべき情報リスト

「どんな情報を渡せばいいかわからない」
そんな方のために、以下の表をチェックリストとして活用してください。

必須情報 内容例
荷物の内容 商品名、用途、HSコード(あれば)
荷姿・数量 カートン数、パレット数、重量、サイズ(縦×横×高さ)
出発地と仕向地 例:東京港 → ロサンゼルス港
希望輸送手段 海上輸送/航空便/クーリエ(DHLなど)
インコタームズ EXW/FOB/CIFなど、取引条件

ポイント: サイズや重量の情報があいまいだと、フォワーダーも正確な料金を出せません。
CBM(容積)や正味重量をなるべく正確に伝えるようにしましょう。

3. フォワーダーに見積もりを依頼する手順

ステップ①:上記の情報を整理する

Excelやメール本文にまとめてもOK。PDFで送る場合は「Packing List」形式もおすすめです。

ステップ②:複数社に依頼して比較する

フォワーダーによって料金やサービス内容は異なります。
最低でも2〜3社には見積もり依頼を送り、比較検討しましょう。

ステップ③:納期や対応スピードもチェック

料金だけでなく、「返信の早さ」や「細かい説明の丁寧さ」も重要な評価ポイントです。

4. よくある見積もりの失敗例と対策

失敗例 対策
荷物のサイズが実際と違って追加費用に… 事前に実寸・実重量を測って伝える
インコタームズがあいまいで責任範囲が不明に 契約書に明記し、相手国ともすり合わせる
納期が迫っていたのに、見積もりに数日かかった 複数社に早めに依頼し、納期も明記する

5. まとめ|事前準備で物流コストを最適化できる!

国際物流は“準備が8割”
きちんと情報を整理して依頼すれば、無駄なコストやトラブルを回避できます。

 

  • この記事のチェックリストをそのままコピペして、次の見積もり依頼で使ってください。
  • 何度も使えるテンプレートとして保存しておくと便利です。